HEXA NFTの仕組み

       

ここではHEXA NFTの仕組みを解説しています。HEXA NFTについて概要を知りたい方はHEXA NFTとはをご確認ください。

HEXA NFT は ERC721に準拠したNon Fungibleトークン

HEXA NFTはイーサリアムベースのブロックチェーン上にERC721に準拠して記録されたNFTとなります。HEXA NFTはHEXAが独自に設計して作成したコントラクトによって発行され、ERC721に準拠しているため、HEXA NFTのコントラクト内での個別トークン(トークンIDごとに紐づくトークン)はNon Fungibleとなり、それぞれ別物となります。ERC721はイーサリアムブロックチェーンにおけるスマートコントラクトの規格で、Non-Fungible Token(NFT)の規格の中では歴史が長く(2017年に登場)、実績も豊富であることから信頼性の高い規格であるといえます。HEXA NFTはこのERC721に準拠したコントラクトとなっています。

HEXA NFTのコントラクトとブロックチェーンに記録されるもの

HEXA NFTでは、トークン名(HEXA NFT)及びシンボル(HEXA)に加えてメタデータがブロックチェーン上に記録されています。メタデータからは、ツイートのURL、ツイートの内容・画像、HEXA NFTページ、HEXA NFTカード、なりすましを防ぐための情報などが分かります。そのため、たとえ将来的に該当ツイートが削除されたり、アカウントが何らかの理由により削除されてWEB上でツイートのURLにアクセスできなくなったとしてもツイートの内容・画像はブロックチェーン上のメタデータから確認することができます。HEXA NFTのコントラクトはこちら

HEXA NFTコントラクト

HEXA NFTに基づくHEXA NFTページの役割

HEXA NFTの各トークンは #0 #1 #2という形でトークンIDが割り振られ、それぞれのトークンは完全に別物となっています。しかし、HEXA NFTのコントラクト、及び個別トークンの内容そのものが悪意のある第三者によって複製され、発行されてしまう可能性があります(NFT Spoofing)。通常であれば、発行者や発行依頼者が本物のトークンアドレスやコンタクトアドレスを伝えることで、本物のトークンを識別することができますが、NFTやブロックチェーンに関する一定の理解が必要となります。

そこで、HEXA NFTではファンが安心してNFTを購入できるよう、アカウント認証を行った本人が発行したNFTのコントラクトアドレス、トークンアドレスを視覚的にわかりやすく表示し、本物を識別しやすくしたHEXA NFTページをトークン毎に発行しています。このページで、ブロックチェーン上に記録された情報をわかりやすく表示することで、どのコントラクト、どのトークン、すなわちどのNFTが本物かをすぐに特定し、MetaMask上で本物にたどり着くような設計としています。

HEXA NFTカードの意味

有効性やユーザー様の利便性を踏まえまして本機能は2023年3月末に解除されました。

MetaMaskなどのウォレットを通じてNFTが売買される場合、画像として表示されるものは作品やツイートの画像ではなく、HEXA NFTカードとなります。HEXA NFTカードには個別のトークンに紐づくHEXA NFTページのQRコード及び、HEXA NFT IDが表示されています。これにより、たとえ悪意のある第三者がHEXA NFTそのものをコントラクトからトークンまで完全にコピーして作成したとしても、HEXA NFTカード内に記載されているQRコード及びIDからHEXA NFTページを参照することでにせもの、なりすましであることをすぐに識別できるようにしています。また、作品やツイートの画像をそのまま画像に設定されたとしても、発行者はHEXA NFTで発行していることを販売時点でファンに通知しているため、ファンは偽物であるとすぐに気づくことが可能になります。なお、発行者様がこのなりすまし対策のHEXA NFTカードのマスク解除を行うこともできます。そのため、すべてのNFTになりすまし対策のカードマスクが施されているわけではございません。発行者様のご判断となります。

HEXA NFT カード

HEXA NFTの発行から二次流通までの図解

上記でご説明したHEXA NFTの仕組みについて、発行から二次流通(マーケットプレイスでの売買)までを図解すると下記のようになります。

1)インフルエンサーがHEXAにNFTの発行依頼を行います

2)発行依頼を受けたHEXAはインフルエンサーのSNSアカウントの認証を行い、本人確認を行います

3)その後、HEXAが独自に設計したHEXA NFTのコントラクト上にERC721に準拠したHEXA NFTを発行します。このとき、発行されたトークンはNon Fungibleであるため、個別のトークンIDに紐づき、ほかのトークンとは完全な別物になります。この時発行されたNFTをHEXA NFT #0と呼ぶことにします。

4)HEXA NFT #0が発行されると同時に、HEXA NFT #0のページもWEB上に発行されます。HEXA NFT #0のページではHEXA NFTコントラクトと発行されたHEXA NFT #0のブロックチェーン上のアドレスを保有しており、HEXA NFTコントラクトとHEXA NFT #0トークンを参照できるインタフェースを提供します。また、ブロックチェーン上から現在の保有者情報も読み込み、わかりやすく表示します。

5)HEXA NFTが発行され、オークションなどを通じて保有者の手元にわたるとその後は、MetaMaskなどのウォレットを通じて自由に取引できるようになります。

6)マーケットプレイスで売買がされ始めると、悪意を持った第三者がHEXA NFTのコントラクト、トークンを完全にコピーし、偽物を販売してくる可能性も考えられます。この時にHEXA NFT #0のトークンはマーケットプレイス上ではHEXA NFTカードが表示されるため、そこからHEXA NFT #0ページが参照される形となります。
HEXA NFTカード機能は有効性やユーザー様の利便性を踏まえまして本機能は2023年3月末までに解除されました。

7)HEXA NFT#0ページが参照されるとそこから、正しいHEXA NFTコントラクト及びHEXA NFT #0のブロックチェーン上のアドレスが特定できることに加え、正しいマーケットプレイス上のトークンへもリンクされているため、にせものに気付き、本物を識別できるようになります。

HEXA NFTの仕組み

メタデータフリーズについて

HEXA NFTの初期のブロックにはツイターURLやツイート画像、HEXA NFTページなどの情報がメタデータとして読み出せるように記録されています。さらに、HEXA NFTは一定の確認期間経過後に、メタデータ情報及び認証や識別情報などの元情報を発行時点のHEXA NFTにリンクさせたコントラクトブロックを作ってオンチェーン化することで追加情報をブロックチェーンに永久に留めることが予定されています。これをメタデータフリーズと呼びます。この技術は、関連する技術革新とその時間経過による脆弱性の耐性などを踏まえながらコントラクトが設計・発行される予定です。これにより、発行からの経過時間に伴い、時間の検証を経つつ追加情報保持の永久化を実現します。例として他社プラットフォームであるOpen Seaではメタデータフリーズという操作で発行者が費用を支払って実施する形になっています。それまではHEXAと同様にメタデータの修正が可能となっています。(所有権証明型とフルオンチェーン型のメリットデメリットと現時点で所有権証明型となっている理由

HEXAではなぜしばらく時を経過してから追加情報がフリーズされる設計となっているのでしょうか。これには理由があります。発行後の著作権・商標侵害の発覚やアカウント乗っ取りによる本人に代わってのなりすまし発行など、HEXA NFTやHEXA、ブロックチェーン技術に起因しない要因から生じる問題が事後的に発現する可能性があり、そのリスクに対応するためです。これらのブロックチェーンやHEXAの技術によらない要因で問題が発生するリスクについては、時間の経過による検証によって対策を行っています。そのため、一定の確認期間経過後(著作権等の関連法令などを勘案したリスク期間後、将来のメタデータフリーズ時点で確定)にメタデータがフリーズされることが予定されています。